ごあいさつ

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吉澤保幸(よしざわ やすゆき)

1955年新潟県上越市生れ。
1978年東大法卒、その後日本銀行での20年の勤務を経て、2001年2月からぴあ(株)、現在同社取締役。MBA、税理士。場所文化フォーラム代表幹事。LLC場所文化機構副代表。「とかちの…」、「にっぽんの…」大店長。NPO法人ものづくり生命文明機構常任幹事。NPO法人健康医療開発機構理事。

【略歴】

企業経営や税理士業務に関わる一方で、場所文化フォーラムやものづくり生命文明機構等を中心に、これまでの金融経験等を活かしながら、地域活性化のための新たな「志あるビジネス・金融モデル」や「ローカルファイナンス論」の構築を地域金融機関とも連携しつつ図ると共に、東京・丸の内・国際ビルにある場所文化レストラン「とかちの…」、「にっぽんの…」を交流拠点にした全国の地域活性化活動の連携等に注力している。著書「グローバル化の終わり、ローカルからのはじまり」(2012年3月・経済界)。

一般社団法人低炭素社会創出促進協会設立にあたって

今、我々は文明の岐路に立っているのではないでしょうか。
地球環境を巡り、例えば、世界の温室効果ガス排出量は地球の吸収量の2倍以上となり、その大気中濃度を自然の生態系や人類の未来に悪影響を及ぼさない水準で安定化させるという気候変動枠組条約の目標を踏まえ、今後早期に世界全体の排出量を大幅に削減する必要があります。

この間、リーマンショック及び東日本大震災と福島原子力発電所の事故を経て、特に日本では、エネルギーや物質の大量消費によって成り立つ現代社会のあり方を見直し、省エネルギーの徹底に加えて、太陽光や風力といった再生可能エネルギーなど身近な地域の自然資源を活用し、地域で必要とするエネルギーを地域で確保する自立・分散型エネルギー社会への変革が潮流になってきています。それは、「自然との共生」や「循環型社会」とも連動し、現代人が忘れかけている真に豊かな社会の創出、すなわち、いのちの輝きを実感できる環境・生命文明社会の構築を目指す動きに他ならないと考えます。

一方、こうした日本国内における低炭素社会創出に向けて取組みは、国際的には、地球温暖化という地球規模の課題の克服に向け、日本が世界をリードするモデルを示す絶好の機会とも捉えることができ、その実現は極めて重要なものと言えます。そしてその実現には、各地域が主体者となり推進しなければなりませんが、同時に、地域が持つ様々な潜在力を最大限引き出すために、地域のニーズなどにマッチした技術的・人的支援等を具体的かつ効果的に行っていくことも欠かせないことであります。

こうしたことから、これまで地域活性化や省エネなどの環境問題に積極的に取り組んできた有志が集い、政府や地方自治体とも連携しながら、日本国内における低炭素社会に資する事業支援や調査研究並びに情報収集・提供等を行うことで、全国各地で低炭素地域社会の実現を促し、更にそこで生み出される技術や知見を積極的に活かし、世界の温室効果ガス排出削減に貢献していくため、一般社団法人低炭素社会創出促進協会を設立することにいたしました。

これまでの「もの・拡大」の暮らしから、「いのち・共生」の暮らしへの転換を、個人、地域、国民社会、そして国際社会へ着実に図っていきたいと切に願っています。

平成25年4月吉日

代表理事 吉澤保幸